2024.09.19
お腹を温める効果とは?お腹が冷える原因とお腹を温める方法
目次
お腹の冷えは消化不良や便秘、肌荒れ、免疫力の低下など、さまざまな不調の原因になることがあります。冷えの原因を把握して、しっかりと温めることが大切です。体の外や内側からお腹を温めて不調の改善を目指しましょう。この記事では、お腹が冷えてしまう主な原因や、冷えによる主な不調を解説します。また、お腹を温める効果や方法についてもご紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
お腹が冷える主な原因
お腹の冷えには、「急性の冷え」と「慢性の冷え」の2種類があります。急性の冷えは腹部が急激に冷やされることが原因であり、しばらくすれば元通りになることが基本です。一方、慢性の冷えはお腹の冷えが長期間続いてしまい、なかなか改善しないことが特徴です。ここでは、それぞれの冷えの主な原因をご紹介します。
●急性の冷え
・冷房などの外的要因からの冷え
急な冷えの原因の一つは、冷房やプール、お風呂上がりの湯冷めなどの外的要因です。体が外側から冷えてしまいますが、症状は一時的なものにとどまり、すぐに回復することも少なくありません。
・冷たい飲み物などからの冷え
ひんやりとしたドリンクや食事を摂ることで、お腹が冷えてしまうことがあります。胃腸の冷えでお腹の痛みや下痢などが起こってしまうこともあるため注意が必要です。
●慢性の冷え
・胃腸の弱りから来る冷え
慢性の冷えは、胃腸の弱りが原因で起こることがあります。胃腸の筋肉の動きが鈍くなると熱が生まれにくくなる上、血流が悪くなってさらに冷えやすくなってしまいます。また、消化不良や便秘、下痢などの不調が出やすくなることもあるため、改善を目指すことがおすすめです。
・体の弱りから来る冷え
風邪や疲労など、さまざまな理由で体が弱ると、体温を高める力も弱くなってしまうことがあります。結果として慢性的な冷えにつながってしまうことがあるのです。
お腹が冷えるとどうなる?
お腹を冷やしてしまうと、どのような不調が起こってしまうのでしょうか。ここでは、冷えが原因で起こり得る主な不調をご紹介します。
●便秘や下痢になりやすい
お腹が冷えると腸の働きが悪くなり、便秘や下痢などの症状を引き起こすことがあります。また、冷えで胃腸周辺の血流が悪くなると、胃の働きも衰えてしまうことがあります。消化不良や胃もたれなど、さまざまな不調につながってしまうかもしれません。
●代謝が下がりやすい
人間の体は、体温を維持するためにエネルギーを使っています。体温が高まると代謝が活発になり、エネルギー消費量が大きくなることが特徴です。反対に、冷えると代謝が下がり、エネルギーの消費量も減ってしまいます。その結果、太りやすい体質になってしまうこともあります。
●免疫力が低下しやすい
冷えの慢性化によって自律神経の働きが乱れ、免疫力低下につながることがあります。腸は免疫細胞が多く集まる場所であり、免疫細胞と影響し合う関係にあるのが腸内細菌です。善玉菌や悪玉菌、日和見菌のバランスを良好な状態に保つ必要があります。体温が下がると腸内細菌の働きが弱まり、免疫力の低下につながってしまうことがあるといわれています。
●肌荒れしやすい
冷えによって肌荒れが起こりやすくなることもあります。体が冷えると血液の循環が悪くなり、肌に十分な栄養が行き渡らなくなるケースがあるためです。ターンオーバーのサイクルが乱れがちになり、老廃物が排出されにくくなることも要因の一つといえます。また、体が冷えると睡眠にも支障が出ることがあります。十分な睡眠がとれず、肌荒れにつながることもあるようです。
お腹を温める効果
お腹を温めることで、免疫力や代謝の向上など、さまざまな効果が期待できます。お腹を温める詳しいメリットについて確かめていきましょう
●免疫力が上がりやすい
お腹を温めて体温を上げることができると、腸内細菌が働きやすい環境を整えやすくなります。免疫細胞が活発に働くようになり、免疫力の向上につなげられるでしょう。風邪などの感染症にかかるリスクを軽減し、健康な状態を保ちやすくなります。
●代謝が上がりやすい
冷えを防止して体温を高めると、基礎代謝量をアップさせることにつながります。代謝が活発になればエネルギー消費量が増えて、太りにくい体質へ改善することも可能です。ダイエットのためにもお腹をしっかりと温めることが大切です。
●便秘などの不調が改善しやすい
お腹を温めると便秘や下痢などの症状を改善できることがあります。体温が上昇して血流が良くなることで、胃腸の働きを良好に保ち、不調を防ぎやすくなるでしょう。
●肌のターンオーバーが整いやすい
冷えを改善することで血流が良くなると、皮膚へしっかりと栄養を届けることができます。肌のターンオーバーが正常に行われるようになり、肌荒れの改善にもつながります。
お腹を温める方法
お腹の冷えをそのままにしておくと、体の不調につながってしまうことがあります。温活・冷え性対策グッズなども活用して、冷えの改善に取り組みましょう。ここでは、冷えのタイプ別にお腹を温める方法をご紹介します。
●急性の冷えの際のお腹を温める方法
急性の冷えは、体の外側から温めることで改善できることがあります。部屋を暖かくして厚着する、カイロを貼る、湯たんぽを使う、腹巻きを着用する、浴槽にお湯を張ってつかるなど、さまざまな方法でお腹を温めましょう。湯たんぽは注水式もありますが、電子レンジで温めて手軽に使えるタイプもあります。カイロは使い捨てタイプのほかに充電式で繰り返し使用できるものがあるため、お好みで選びましょう。
お腹周りを温めやすい下着を選ぶこともおすすめの方法です。例えば、ハイウエストタイプのパンツ・ショーツならお腹をしっかりとカバーできるため、冷えから守りやすくなります。カイロを入れておけるポケット付きのタイプもあるので、チェックしてみると良いでしょう。保温性の高い生地を採用した下着を着けることも有効です。
また、冬は防寒対策をしっかり行うものの、夏の冷房対策はそれほど意識していないという方が多いかもしれません。冷房の効いた部屋にいるときは薄着を避け、薄手のひざ掛けやカーディガンなどで体の冷えを防ぎましょう。
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この記事の執筆者
S.MILE編集部